こんにちわ、Appleです🍎
2022年6月16日のFRB(米連邦準備委員会)パウエル議長が政策金利を「0.75%」上げるという歴史的な発表を行いました。
利上げは3月以降で3回目にわたり、アメリカではインフレ率が予想外に上昇しています。
物価は今後もさらに上昇する予想で、経済の先行きが不安視されています。
今回は現在の政策背景や市場状況を鑑みて、今後の仮想通貨市場がどう動いていくかまとめました!
事前に述べておきますが、未来は誰にもわかりません😂
様々な角度から意見をまとめているので、右往左往していますがご了承ください🙏
FRB
利上げ
まず今回の利上げについて詳しく解説していきます。
アメリカの中央銀行にあたる連邦準備制度理事会(FRB)は日本時間16日早朝に、約30年ぶりとなる大幅な利上げを発表しました。
高騰する消費者物価(インフレ)の抑制に一段と力を入れる形となっています。
FRBは、政策金利を0.75%ポイント引き上げ、1.50~1.75%の範囲にするとしました。
利上げは3月以降で3回目に及びます。
FRBが会見後に発表した予想では、FRBが一般の銀行に貸し付ける際の政策金利は年末までに3.4%に達する可能性があるとしました。
また、それに連動して、住宅ローン、クレジットカード、その他のローンの借入コストが上昇するとみられています。
借入コストの上昇は、家計に影響し、経済活動を鈍らせ、需要を抑えることが可能です。
理論的には、物価上昇(インフレ)を和らげることにつながると期待されています。
- FRBから一般の銀行がお金を借りる際に、金利が上がっている = コストがかかる
- 銀行が人々へ貸している住宅ローンやクレジットカードなどのコストが上がる
- 一般家計でもお金を使わないようになる = 消費が冷え込む
- 高い物が売れなくなる
- 緩やかなインフレにもっていきたい
インフレ
アメリカ労働省が6月10日に5月のCPI(消費者物価指数)を発表しました。
昨年同月比で8.6%の上昇と、市場予想の8.3%を上回り、これはピークと見られていた3,4月から更に上昇して過去40年間で最悪のレベルとなりました。
ではなぜこのようなインフレが起きているのでしょうか。
要因としては「ガソリン」と「食品」の価格高騰です。
アメリカ自動車協会によると、5月のガソリン価格は1ガロン当たり平均4.37ドルでした。
これはトランプ政権時と比較して1ドル以上値上がりしています。
前年比でいうと48.7%上昇、そして6月10日現在では、1ガロン当たり5ドルに迫っています。
この価格高騰から6月も更に悪化する、と大半の方が予想していました。
食品価格も上昇していて、前年比で10.1%上昇となっています。
このインフレの直接要因は、ウクライナ侵攻や新型コロナ対策によるサプライチェーンの寸断、でした。
しかし、これに対して
- バイデン政権が完全に手詰まりで何も出来ていない
- FRBの利上げ頼みで、丸投げするのみならず責任転嫁をしている
- 中期的にはインフレを悪化させる要因を自ら作っている
ということがより話題になっています。
大きな失敗
FRBがいわゆるコロナ危機によって、緊急的に利下げをしました。
たった一カ月間で1.5%も下げました。
また、FRBは2020年から4兆ドルから9兆ドルまで残高を上げてしまいました。
狙いとしては国債を購入することで、お金を市場に流し、金融緩和を促していく為でした。
狙いとしては良かったのですが、結果として「やりすぎてしまった = 失敗」してしまっています。
本来FRBはインフレを抑える・コントロールしていく役割がインフレを誘発した形になってしまっています。
アメリカだけでなく、ヨーロッパの中央銀行も残高を上げて金融緩和に乗り出していました。
今になって金利を上げる=緩和をやめるとすると、ヨーロッパ各国の国債利回りが上がる事態になっています。
前述したものは下記の記事を参考にまとめているので、ご覧下さい。
仮想通貨市場
前にもお伝えしましたが、未来は誰にもわかりません。笑
ただ全体的な意見をまとめると、「まだ大量買いするタイミングではない」というのが大方の予想となっています。
米暗号資産取引所大手コインベースのCEOも「仮想通貨市場には冬が来る」と伝えています。
まだ市場全体の下落は続いていくかもしれません。
しかし、本来暗号資産は政府の経済不安や財政破綻、海外送金の手軽さ、手数料の安さで人々が興味を持ち需要が喚起された背景があります。
それを考えれば長期的に見て、市場が今後どのようになるかは想像できます👍
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