こんにちわ、Appleです🍎
今回ご紹介するのは以前話題になっていた「アービトラージ」です!
仮想通貨を始めたばかりの方は知っておいたほうが良い知識なので、是非このタイミングで読んでみて下さい🎶
アービトラージとは
ご存じない方も多いかもしれませんが、これは「Arbitrage」と英語表記され、日本語表記では「裁定取引」といいます。
ではこの裁定取引とは何かというとこのように定義付けされています。
裁定取引とは、異なる市場間での価格差や金利差を利用して売買し利鞘を稼ぐ取引のこと。Wikipedia
つまり市場で生まれる金額の「差」を利用して稼ぐ方法といえます。
私たちが普段利用している「日本円=法定通貨」は流通量が多いので価格差は生じません。
しかし、流通量が少ない「仮想通貨」は取引所によって取り扱い金額が異なるため「差」が生じています。
取引所
各取引所によって金額が異なるため「差」が生じ、利益が出るようになります。
つまり取引所を複数個所使用することが必要になってきます。
参考例として、「Apple」という仮想通貨の取引価格が次のように設定されています。
取引所 A 価格:10,000円
取引所 B 価格:10,100円
この場合、「1Apple」を「取引所A」で購入し、「取引所B」で販売すれば
10,100円(販売) ー 10,000円(購入) = 100円(利益)
となり、100円の「差」が利益となります。これを「Arbitrage(アービトラージ=裁定取引)」といいます。
今度は取引所を3つにして検証します。
取引所 A 価格:10,000円
取引所 B 価格:10,100円
取引所 C 価格:10,400円
この場合、日本円で「1Apple」を「取引所A」で購入し、「取引所C」で販売すれば
10,400円(販売) ー 10,000円(購入) = 400円(利益)
となります。つまり取引所の数が多ければ多いほど、選択肢が増えて利益が出やすいということになります👍
通貨
続いて通貨に着目していきます。
前述したように「Apple」という通貨1種類で行っていた場合、「選択肢=取引所の数」となり、その中から利益が生じているものを見つけていきます。
しかし、ここで通貨の取り扱いを増やして行うと「選択肢=取引所の数×仮想通貨の数」となります。
下記をご覧ください。
「Apple」という通貨の他に「Banana」通貨があるとどうなるのか検証します。
「Apple」のみの場合
日本円→Apple→日本円 = 「取引所の数」
「Apple」と「Banana」の場合
日本円→Apple→日本円
日本円→Banana→日本円 = 「取引所の数×仮想通貨の数」
つまり、取引所の扱う仮想通貨の数によって利益が出る可能性が高くなるといえます。
たくさんある取引所の中で利益が生じている仮想通貨の「組合せ」を見つけることが出来れば「アービトラージ」で稼ぐことができます!
注意点
前述したように取引を行うことが出来れば稼げますが、注意すべき点が3つあるのでご紹介します。
送金時間
取引を行う際に送金時間がかかります。
例えば、「Bitcoin」を購入する際にかかる時間はおよそ、「10分」といわれています。
この10分の間に「Bitcoin」の価格は変わってしまうため、経過した後に利益を出しているかどうかは不明確です。
このように取引価格は常に変動しているので数分後に利益が出ているかどうかわからないことが、一つ目の注意点です。
手数料
送金には手数料がかかります。
仮想通貨は手数料が安いと言われていますが、アービトラージは取引の回数を増やすほど利益に繋がるため、回数を重ねていくとかなりの金額になります。
また、もともと利益が少額なこの手法は「利益が手数料を下回ってしまう=手数料負け」が起こる可能性が高いです。
なので各取引所の送金手数料がどの程度かかるのかを把握し、「手数料負け」しないことが必要です。
板
取引所の価格には「板」と呼ばれるものがあります。
これは取引したい人の買いたい価格と数量、売りたい価格と数量をリアルタイムに反映した集計表です。
この需要と供給が合致したときに取引が実行される仕組みです。
アービトラージを行う際には、「取引する金額を高額にして「差」を大きくしたい」のですが、高額な金額で取引したいという方が少ないのが現状です。
少額にすると取引が成立する可能性は上がりますが、自身の取引したい数量・価格からはどんどん離れてしまいます(板について詳細はこちらをご確認ください)。
「アービトラージ」で利益を出す際には、上記のような点に注意が必要です。
その他にも着目すべき点はありますが、簡単にまとめると
「取引所(複数)における通貨の価格変動を監視」し、「少額で、且つ様々な通貨を何度も」「差額が発生した際に瞬時に取引」ができ、「送金時間を短く」し「手数料負けしない」で取引を行う
ことができれば利益を出すことが可能となります。
見分け方
上記の条件を踏まえて、利益を出そうとすると一日中パソコンの前で張り付いている必要があります。
長期的に個人で利益を出し続けることは非常に難しいので「投資」として、何かしらのシステムを運用している企業に依頼をするのが主流となっています。
どのような企業であれば信用度が高い・低いのか、どのようなリスクがあるのかお伝えします。
取引記録
前述したように「アービトラージ」で稼ぐためには「通貨ペアの種類を増やし、取引するパターンを増やす」、「手数料を抑えて少ない差で利益を出す」ことが必要です。
つまり、1日における取引を何千何万回と行っているかどうかがポイントです。
「アービトラージ」する機会が多くなければ当然利益を生み出すことはできません。機会を多くするためには取引を何度も行う必要があります。
なので企業を選定する際には、「取引記録」を公開していて1日に取引を数えきれないほど行っている企業は信用度が高いといえます。
逆に「取引記録」が公開できない企業は自ずと信用度は下がります。
ポンジスキーム
一体なぜ「取引記録」を公開できないと信用度が低いのか。
それは「ポンジスキーム」だと疑われる可能性が高いからです。「ポンジスキーム」とは、
出資しもらった資金を運用し、その利益を出資者に(配当金などとして)還元する」などと謳っておきながら、実際には資金運用を行わず、後から参加する出資者から新たに集めたお金を、以前からの出資者に“配当金”などと偽って渡すことで、あたかも資金運用によって利益が生まれ、その利益を出資者に配当しているかのように装うもののこと
とされています。(引用元はこちら)
つまり「取引されている記録が見せられない=取引していない・資金運用していない=詐欺」ということが成り立ってしまうので信用に欠けてしまいます。
もちろん「セキュリティの関係で公開できない」という可能性など考慮すべき点もありますが、何かしらの理由を付けて何も公開しないのであれば、疑いの目を向けられても仕方がありません。
公開されたとしても、それが実際に取引されたものではなく、似せて作成したもの(捏造)かもしれません。
安心して投資するためには「デイトレード」のような、常時動いているものを実際に確認することが望ましいといえます。
今後
日本では数年前に仮想通貨における「ポンジスキーム」が使われ話題になっていました。
近年ではあまり聞かなくなりましたが、今後同じような手法を取り、お金をだまし取ろうとする事案が出てくるかもしれません。
その際はくれぐれも慎重に行動してください。
「アービトラージ」自体は全く悪いものではなく、しっかりと運用されれば稼げる仕組みです。
今後日本で流行るかもしれませんが、その時は今回ご紹介したことを思い出して、内容を確認してみて下さい🤞
お読み頂きありがとうございます。
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