ステーブルコインはどのようになっているの?BTCとETHは大丈夫?

仮想通貨

こんにちわ、Appleです🍎
先日のLUNAの暴落で暗号資産の市場価格全体が下落しています。
2022年6月13日現在、Bitcoin(以下BTC)は最高価格760万円以上でしたが、340万円程度に💦
Ethereum(ETH)は53万円以上でしたが、現在は17万円程度になっています😂
今回は、ステーブルコインやBTC、ETHがそもそもどのような仕組みになっているのかを解説します。
それを踏まえて、LUNAの様な大暴落になる可能性があるのかどうかをお伝えします💪

ステーブルコイン

ステーブルコインとは安定した価格を実現するように設計された通貨です。
BTCをはじめとする暗号資産は、ドルや円といった法定通貨と比較すると価格変動が激しくその実用性に課題があります。

広く普及する上でも価格の安定は大きな課題の一つとして考えられ、ステーブルコインはその課題を解決する通貨として考案されました。
私たちが生活する上で使用している法定通貨と同等の価値を保つように設計されています!

価格を安定させる手法の違いからステーブルコインのタイプは大きく三つです。

法定通貨担保型

ドルや円といった法定通貨を担保にしたステーブルコインです。
暗号資産の発行枚数と同数の法定通貨を保有することで、価格の安定化を目指しています。
代表的なものは「USDT」「USDC」です。

暗号資産担保型

特定のコインを担保にしたステーブルコインです。
法定通貨担保型との大きな違いは、中央機関に依存する必要がないため、非中央集権的な暗号資産の性質を保てることです。

一方で、価格が不安定な暗号資産を担保にしても十分な価格の安定化を実現することが困難です。
そのため、担保とする仮想通貨を2倍に増やすなどの工夫が見られます。
このやり方をとっていたのが「LUNA/UST」でした。

無担保型

法定通貨や仮想通貨などの担保を保有せず、通貨の供給量を調整することで法定通貨と同様の値動きを目指すステーブルコインです。
代表的な通貨は「Nubits」「Zen」です。

価格が高騰している場合、コインを追加発行し全体の供給量を増やすことで、価格を押し下げることができます。逆に価格が暴落している場合、コインを市場から購入し全体の供給量を減らすことで、価格を押し上げることができます。無担保型では経済原理に従ったアルゴリズムによって価格の自動調整が行われます。

一般的には「ペグ通貨」、暗号資産では「ステーブルコイン」と呼んでいるので、詳細は以前まとめたこちらの記事をご覧下さい😊

Bitcoin(BTC)

最も有名な暗号資産がBTCです!
BTCは正体不明な「サトシ・ナカモト」によって公開されたブロックチェーン技術によって世界初の暗号資産です。

用途

基本的には価値の交換や投資目的での使用が多く、日本では数が少ないですが決済手段としても使用されています。

不安定

BTCが暗号資産の中で最も有名で、時価総額は第一位です。
しかし価格が安定しているわけではありません。
前述しましたが、この一年の間に価格が半分になっています。
日本円で考えると100円で買えていた「500mlの水」が200円になってしまうような感覚です。

発行枚数上限

ステーブルコインではないので、担保があるわけでもありませんし、供給量の調整がされるわけでもありません。
ちなみにBTCの供給枚数は2,100万枚と決められています。
その枚数が発行されると二度とBTCが新規発行されることはありません。
発行上限があることで、希少価値が上がり通貨としての価値を保っています。

Ethereum(ETH)

BTCの次に有名で暗号資産の時価総額もBTCに次いで2位となっています。

基本的な概念はBTCと同様ですが、BTCと異なる点は多々あります。

プラットフォーム型のブロックチェーン

暗号資産としてだけではなく、独自にトークンやスマートコントラクトを開発できる「プラットフォーム」となっています。
イーサリアムの仕組みを応用することで様々なアプリを作成することが可能です。
またイーサリアム上で発行されたトークンは、代表的な規格であるERC-20だけでも45万種類を超えています。

イーサリアムというプラットフォームから作られた暗号資産がETHです。

発行枚数上限がない

BTCが2,100万枚であるのとは対照的に、ETHは枚数が決まっていません。
その分希少価値も低くなります。

スマートコントラクト

売買に第三者が不要なやり方を取っています。
取引相手を信用せずとも安全に取引ができるようになっており、更にすべてがプログラム化されている為商品が届かない様なリスクはありません。
さらに全ての取引が公開されている為、透明性が確保されています。

これらはあくまで違いの一部ですが、BTCとETHが暗号資産市場の二大トークンといわれていることに違いはありません💪

大暴落は?

「LUNA/UST」の様な大暴落があるのでしょうか?
それはわかりません。笑
が、限りなく「0」に近いのではないと思っています。

テザー問題

過去に「テザー問題」といわれる疑惑が起こっています。

「USDT」は最も取引されている通貨の一つです。
その裏付けは法定通貨である「米国ドル」を担保に「テザー社(USDTを発行している会社)」が管理しています。
つまりテザー社以外は実情を知りません。
USDTの流通額以上の金額がテザー社は確保しているのかどうかが不透明だという問題が「テザー問題」です。

仮に保有していないとなると、テザー社は自らの権限で無限にテザーを発行できることになります。
そして、担保資産なく発行したテザーを使って、ビットコインなどの仮想通貨を買い占めることができてしまいます。
結論としては一部の期間で保有していなかったようです。

そのような信用が失われると保有者はUSDTを売って他の通貨に換えようとするかもしれません。
しかし、USDTの様なステーブルコインに現金を換えたいという方が大勢います。
投資目的や政府の財政不安の為、節税対策でも換金されているかもしれません。
つまり、現金をUSDTに換えたいのにUSDTを現金へ戻すことは滅多に起こらないという事です。

USDTについて取り上げましたが、ステーブルコインとして発行されているものについては上記の様な理由から「ステーブル=安定している」コインといわれています。
「LUNA/UST」の時はその仕組みを見抜いたハッカー?が優秀だったのかもしれません🤔

信用

BTCやETHについては、信用が第一です。
暗号資産市場は未だに規模が拡大しています。
ただ現状は停滞しているだけで、多くのトークンやアプリ、新プロジェクトが発足しています。
その市場規模を考えたときに、今下落しているからといって「暗号資産は終わった」と悲観的になる方がいますが、早計だと感じています。

特にこの二大トークンについては、何度も上下を繰り返してきています。
他のトークンはBTCとETHによる市場の恩恵を受けている様なものです。
それを考えると、暗号資産という不安定なものを扱う以上、この下落相場は仕方がないと割り切ると良いでしょう😅

LUNAはUSTの価格を担保する必要があったので結果暴落しましたが、BTCとETHは担保などしていません。
なので大暴落する時は暗号資産という市場概念が全く意味のないものとなった時です。

本来暗号資産は政府の経済不安や財政破綻、海外送金の手軽さ、手数料の安さで人々が興味を持ち需要が喚起された背景があります。
それを考えれば市場が今後どのようになるか、BTCとETHがどのようになっていくかはわかってくるのではないでしょうか👍

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は先日のLUNAショックで暗号資産への不安を抱いた方に向けて、ステーブルコインと二大トークンであるBTCとETHについてまとめました。
当然ですが、私見も入っているので鵜呑みにしてはいけませんが、参考材料にして頂きたいです🙏

お読み頂きありがとうございます。
引き続き応援よろしくお願いします🤞
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